僕がハンドドリップする際にV60をよく使います。
僕のコーヒー豆を買っていただいた方にも参考になるかもしれないと考え
Storesで販売している豆のページに簡単にレシピも記載しています。
より詳しい注ぎ方などを解説したいと思います。
【濃いめ:厚みとやわらかい甘味】 粉量:14.0 g 湯量:207.2 g 湯温:85 ℃ 注湯:61, 114, 150, 183, 207.2 ml、30秒間隔で注ぐ。
・ちょっと詳しい注ぎ方
今回は上を例にその数字に沿って解説します。
豆ごとにお勧めしている湯量が少し異なるのでご注意を。
①14gのコーヒー豆をグラインドします。グラインドメッシュはComandanteなら22~24crick、WilfaならFilterから1~2click細かい設定がおすすめです。
②ドリッパーにペーパーをセットしお湯でリンスします。そのお湯が滴下している間に、グラインドしたコーヒー豆の最計量をおすすめします。
③サーバーに落ちた古いお湯を捨て、ドリッパー内に粉を投入します。
④1投目は61gのお湯を注ぎます。湯は優しく注ぎ、すべての粉を濡らすことが出来ればベストです。下にたくさん落ちますが気にしないでください。
⑤1投目から30秒たったら2投目を注ぎます。2投目は53g注ぎ合計が114gになるまで注ぎます。注湯の前半では太く注ぐことにより粉を上下攪拌させ、後半では細くコーヒーベッドの周囲に注ぎ平らなコーヒーベッドを目指します。
⑥3投目~5投目も同様に30秒間隔で前半太く後半細い注湯で注ぎます。
⑦ドリッパー内の液体が落ちきったら抽出終了し、ドリッパーをサーバーから外します。サーバー内のコーヒー液をスプーン等でよく攪拌し完成です。
・より細かい話
南アルプスの天然水をつかって検証してます。
注湯の際に前半に強い注ぎを推奨しているのはベッド上下で抽出の均一性を高めるためです。後半に弱い注ぎを推奨しているのはフラットベッドを作るためであり、その際のチャネル量を少しでも少なくしたいため、上部に張り付いている粉を落とす為だけの最小限度の強さでよいと考えています。
注湯回数を5回に設定しているのはチャネルを減らしたいためです。エチオピアナチュラルなどの詰まりやすいコーヒーでもチャネルが少なくなるように多めの設定です。
1投目を多くして5投目がすくないのはファインマイグレーションが起こりやすい豆でも透過速度が著しく低下しないようにドース分量を前後させています。
あと最近は蒸らし不要論者です。
ちなみに注ぐ量の計算はこのように行っております。
1投目 Dose*(Brew Ratio/5+1.4)
2投目 Dose*(Brew Ratio/5+0.8)
3投目 Dose*(Brew Ratio/5-0.4)
4投目 Dose*(Brew Ratio/5-0.6)
5投目 Dose*(Brew Ratio/5-1.2)