Donate Coffee Blog

コーヒーについての面倒くさいブログです。

”Qグレーダー”とは?”CQI”とは?

 Qグレーダーについて詳しく書いてみようと思ったのですが、その前にCQIから説明します!

https://www.instagram.com/p/Bi5Z121lb5M/

Qグレーダー合宿の思い出-JCEは7月のQグレーダーコース受講者募集中です。ICPに認定された日本最先端。友達紹介もありますよ。https://peraichi.com/landing_pages/view/jpce/-#donatecoffee #Qグレーダー #japancoffeeexchange


  • "CQI"とは

CQIのサイトでは以下のように書かれています。

www.coffeeinstitute.org

Coffee Quality Institute (CQI) is working to address these issues by staying focused on quality. We believe quality is the most important variable affecting price and subsequently the livelihoods sustained by that price. Stable and prosperous coffee communities translate into a sustainable supply of quality coffee for the industry.

While we have a very human agenda, CQI solutions are economically driven and provide an innovative and highly efficient approach to sustainability. At the core of our efforts, is a commitment to training and education, providing coffee producers with the tools they need in order to compete in the world marketplace. We've created a market platform that improves on existing trading practices and increases transparency so that farmers can be rewarded for their quality efforts.

コーヒークオリティインスティチュート(CQI)は、品質に焦点をあててのそれらの問題に取り組んでいます。私たちは、品質の高さは価格に影響を与える最も重要な変数であり、その価格により後の生計は維持されると信じています。安定し豊かなコーヒーコミュニティは、品質の高いコーヒーの持続可能な供給につながります。
私たちは非常に人間的な議題を持っていますが、CQIソリューションは経済的に推進され、革新的かつ効率的な持続可能性へのアプローチを提供します。私たちの努力の中核はコーヒー生産者に世界市場で競争するために必要なツールを提供するため、トレーニングと教育を義務とします。私たちは、既存の貿易活動を改善し透明性を高め、農家が高い品質を求めることにより報酬を得られ、市場プラットフォームを作りました。

https://www.coffeeinstitute.org/our-work/

  大事なところなので引用させていただきました。すごく適当な翻訳ですがぜひ読んで下さい。

 コーヒーの価格は先物取引の影響が大きくの収穫量によって価格が乱高下してしまっています。しかしCQIはコーヒーの品質によって価格を決定する新たな市場を作ろうとしたんですね。先物取引よりははるかに安定性があるといえます。

  •  "Q Process Program"とは

www.coffeeinstitute.org

 どうやって品質の高いコーヒーを生産するのか。それを指導できるようになるのがこのQプロセスプログラムというやつです。映像見る限り実際に農園で収穫から精算処理までをまでを体験して良し悪しを判断できる目を養うようです。Level 1~Level 3まであるようですね。この資格は生産者やバイヤーなどが必要になると思われます。

 実際、生産国ではもっぱら輸出用に栽培しているために、自分が栽培しているコーヒーを味で評価できない生産者が多くいると聞きます。消費国側からアプローチをかけることによって相互利益につなげることができると考えられています。

  •  ”Q GRADER” "Q COFEE SYSTEM " とは

https://database.coffeeinstitute.org/

 収穫量は簡単に数字できますが、品質をどうやって数字するのでしょうか?そこで客観的に品質に数字をつけるためにQコーヒーシステムが生まれました。鑑定したい生豆を輸送し、鑑定し、フィードバックするものです。

 そういった過程で生まれたのがQグレーダーです。Qグレーダーはその鑑定の技能が認められたものに与えられる資格なのです。Qグレーダーはその品質に加価値を与えて良いかを判断する能力があるということです。

 Qグレーダーは生産・消費国問わずに推奨されていると聞きます。CQIが目指す新たな市場はその品質を生産者から消費者まで全ての人が価値あると定めなければ市場が成り立たないためです。また公正な取引が行われているのか(中間業者が偽って質の悪い豆を消費者に送っている等)をチェックできる厳しい目がなければ市場が崩壊してしまう恐れもあります。そういった観点からも消費国側がQグレーダーを持つ意味は大きな意味を持っています。

  •  日本のQ SYSTEM

 日本ではどのような形でCQIとかかわっているのでしょうか?現在データーベース上で日本在住となっているQグレーダーは294人となっています。韓国は796人。オーストラリアが99人、アメリカが459人となっています(2018/05/18現在)。こう考えると結構な人数がいるほうですね。

 そんな日本でQグレーダーコースを開催している場所はSCAJとJCEの二か所です。

 SCAJは言わずもがな。神戸のUCCで開催されています。JCEはJapan Coffee Exchangeの略称で熱海にラボがあります。2017年に開かれたばかりのほかほかです。JCEについて別記事でもっと詳しく書きたいと思います。

↓かきました!

Japan Coffee ExchangeでのQグレーダーが熱い。 - Donate Coffee Blog

www.scaj.org

peraichi.com

↑受講者募集中みたいですよ~


 Qグレーダーって資格は知っているけれどもICPについてはそんなに知らないという方がすごく多いように思います。またQコーヒーシステムは自分が農園と直接取引しようと思ったときに必要になるのかもしれません。次回はICPについても書いていきたいと思います。

↓かきました!

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